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学びは距離に比例する?!
2015年07月12日
先日の7/8(水)~7/10(金)まで
東京~盛岡~東京~神戸とかなりの移動距離でした。
そんな旅の道中で気付いたことを上げてみます。
初日は東京ビッグサイト視察
東ホール8展、西ホール6展を一日で回ってきました。
目的は東ホールで開催されているキッチンウェアEXPOに海外からのお客様が出展されているとのことで、
その表敬訪問と初対面の挨拶。
次に各展示会でのブース装飾の傾向を調査。
業界が異なるためその見せ方は様々でその装飾の特徴は見ていてとても参考になります。
当社が現在展開している展示会出展支援事業において、お客様がその展示会場でどのような訴求をしていくか、
展示会全体の中でどういった存在感を作るか、現場でその状態を想像することはとても大切です。
特に雑貨など細かなものを扱うブースではブースごとに商品陳列をしてしまうが、お客様にどういったコンセプトのブースであるかを伝えることこそ
自社の魅力を発信できることになります。
1日目は時間の許す限りとにかく歩き回りました。
各展示会で企業の運営姿勢がうかがえました。こういった点もとても参考になりました。
2日目はところ変わって盛岡へ。
第47回定時総会へ参加。
全国から岩手盛岡へ1050名の経営者が集結。兵庫からは事務局も含め21名が参加しました。
全体会での問題提起から16の分科会に分かれての各企業問題に関する学びあいとなります。
私は第8分科会で事業承継をテーマにした内容に参加しました。
ここでは7つのグループに分かれて報告者の問題提起を受けてバズセッション。
私はここでグループ長という貴重な体験をさせていただく役をいただきました。
テーマは
①理想の事業承継とは?
②何を継承し、何を変革しますか?
という2つのテーマをもとに10人で討議しました。
全国から会歴や承継タイミングの違う経営者との討議はたくさんの気づきをいただきました。
事業承継を通じて前後10年の承継タイミングを考える。
承継に重要なのは継ぐ側、継がれる側の双方の覚悟の問題であると。
その覚悟を鍛えるために時間をかけてその機会を作るのだと。
100分の議論のまとめはそのような方向で落ち着きました。
様々な議論の中でこういった話がまとめられたことは大変有意義であると思います。
参加者からもそのような声をいただき、とてもありがたかったです。
3日目は朝から東京へ移動。
もともと神戸へ直接帰る予定であったが、どうしても気になる展示会が東京ビッグサイトの西ホールで開催されており、
早朝に新幹線チケットを変更していくことにした。
”ワークスタイル変革EXPO”
1日目も視察には行ったが、ほぼ素通りしておりゆっくりと話が聞けなかった。
11時から14時までの限られた時間であったが、ポイントを絞り訪問
ワークスタイル変革はツールに関する点が多く、
主なポイントは以下のとおり
・テレワーク対応(在宅勤務、モバイル勤務)
・遠隔会議用カメラや会議室管理システム
・シンクライアント(クロームブック)ハードディスクを持たないセキュリティPC
・名刺管理
こういった中で具体的な運用を提案していたのはサイボウズ社であった。
ここではワークスタイルの変革要件を以下の公式で説明し、自社の実践事例を紹介していた。
ワークスタイル変革の要件=風土・制度・ツール
風土=多様性を重視、チームワーク、公明正大、議論する文化など
制度=在宅勤務・評価制度・育児休暇・副業など
ツール=情報共有・セキュリティ・遠隔会議など
この3つの運用が今後の会社運営を変える。
実際に離職率が大幅に低減したなどの実績多数。
移転を控えた当社は今がまさに変革の意識をもって、ワークスタイルを変えていく時。
この経営課題に対する大きなヒントを得た時間でした。
ツールだけでは変えられない。制度と風土を同時に作っていくことが大切であると
本当に予定を変更しても余りある大きな学びととなりました。
この3日間で得た学びを実践に生かすことが大切ですね。
しっかりと変えていき、9/7(月)からの当社新オフィスでその変化を感じていただけるよう
社員一同頑張ってまいります。
皆様、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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